天竜浜名湖鉄道の沿線で三ヶ日牛を使ったカレーとハンバーガーを食べてみよう!
旅の醍醐味の一つといえば、ローカルグルメ。その場所でしか食べられないからこそ、旅の記憶に残るものです。
浜松-掛川間を繋ぐ天竜浜名湖鉄道の沿線上には、旅の目的地にふさわしいローカルグルメが数多くあります。今回は、天竜二俣駅と三ヶ日駅で提供されている、三ヶ日牛を使った名物グルメをご紹介します。
まず伺ったのは、天竜二俣駅から徒歩1分の距離にある「十文字屋」。鉄道ファンを中心に、三ヶ日牛を使った天浜線転車台カレーが人気を集めています。
お店の裏側からは、天竜浜名湖鉄道の駅や列車を眺めることができます。
広々とした店内には、天浜線の写真が所狭しと並べられており、ファンにはたまらない光景。また、写真からは、ローカル線の歴史を垣間見ることもでき、ファンではなくとも一度は見ておくことをおすすめします。
こちらが「天浜線転車台カレー」。「6年ほど前、この辺りには知られた名物グルメがありませんでした。地域の観光客が増えたらいいなという想いから、天竜浜名湖鉄道様とコラボして開発したのが天浜線転車台カレーです」と松島店長。
天竜二俣駅には、かつて蒸気機関車の時代には一般的だった、列車の向きを変える転車台が今も稼働しています。これは、全国的にも貴重な歴史的遺産です。十文字屋の「天浜線転車台カレー」は、この転車台と列車TH2000をカレーで表現。線路はマヨネーズ、列車の顔はデンプンのシートを貼り付けています。
横から見てみると、窓はハム。TH2000独特のサイドのラインは、オレンジは人参、緑は絹さやを使っています。電車を丸ごと食べられる、こだわりのカレーです。
ちなみに見た目もインパクトがありますが、味も絶品。全て手作りで、この辺りの名物牛「三ヶ日牛」を使ったビーフカレーです。元々洋食屋をご自身でやられていたため、カレーの味はピカイチ。インスタ映えする見た目でもあり、記憶に残る味でもある十文字屋さんのカレー。旅の途中にぶらりと寄ってみてはいかがでしょうか?
(店舗情報)
十文字屋
静岡県浜松市天竜区二俣町阿蔵147-1
053-925-3003
11:00~14:30
定休日毎週水曜
https://mobile.twitter.com/jyuumonnjiya
次に伺ったのは、天竜浜名湖鉄道の三ヶ日駅。駅構内には、三ヶ日牛を使ったハンバーガーで有名なGranny’s Burger(グラニーズバーガー)があります。
初代オーナーの元、駅舎のカフェとして始まったGranny’s Burger。三ヶ日牛を使ったハンバーガーを始めたのは、ある中学生が「三ヶ日牛バーガー」で町おこしをしようと発案したのがきっかけ。飲食店に声をかけていく中で、最初に「三ヶ日牛バーガー」を始めたのがGranny’s Burgerの初代オーナーです。そこから少しずつ、浜名湖をツーリングするライダーの噂になり、現在は6店舗が「三ヶ日牛バーガー」の販売を行っています。
こちらが、初代オーナーからバトンを引き継いで、二代目としてGranny’s Burgerの運営をしている長谷川さん。元々はお店の常連でしたが、初代オーナーがお店を閉めるタイミングで、2018年5月からお店を引き継ぎ運営しています。
こちらが、Granny’s Burgerの三ヶ日牛バーガー。三ヶ日牛100%のビーフパティに、マッシュポテト、チェダーチーズ、エッグ、トマト、レタス、オニオン、ピクルスなどを、9層以上重ねています。バンズを指で押しながら、口に放り込んで食べます。
ソースは、自家製フルーツソース。三ヶ日牛のジューシーな肉汁と、チーズやソースが絶妙に絡み、ライダーから人気を集めるのも納得。長谷川さんは、無農薬野菜を育てている農家でもあります。よりフレッシュなものを提供するために、直農園でとれた野菜があれば、ハンバーガーにも使用しているとのこと。
他にも、厚切りベーコンが乗ったグラニーズバーガーやアボカドをふんだんに使ったアボカドバーガーも人気です。
セットでドリンクとポテトをつけることもできます。ちなみに、おすすめのドリンクは三ヶ日みかんサイダー。さらっとした甘さと炭酸が、ハンバーガーに良く合います。
三ヶ日に寄った際は、三ヶ日牛のハンバーガーを食べてみてください。
(店舗情報)
Granny’s Burger(グラニーズバーガー)
静岡県浜松市北区三ヶ日町三ヶ日1148-3(三ヶ日駅舎内)
053-525-2202
11:00~15:00(L.O. 14:30)
月曜日〜金曜日(祝日は営業)
https://www.facebook.com/grannys.mikkabi/