新感覚のお茶スイーツにときめく! 家康公ゆかりの地で楽しむお茶カフェ2選
大河ドラマ「どうする家康」で盛り上がる静岡市。
劇中、徳川家康公が「ワシは岡崎より駿府(静岡市の中心部)が好きじゃ!」と発言するほど、強い駿府愛をみせていましたよね。
そして家康公が晩年を過ごした駿府城は、現在、「駿府城公園」として市民に親しまれています。
今回は大河ドラマ放送を記念して、家康公ゆかりの駿府城公園周辺で楽しめる話題のお茶カフェを2つご紹介。
焙煎温度別のお茶ジェラートや、SNS映えするお茶づくしの和スイーツなど、見ているだけでわくわくするものばかり。
どちらも静岡駅から徒歩圏内。駅からのアクセスも良いので、ふらっとお散歩気分で立ち寄ってみてください!
静岡駅北口から歩くこと約8分。駿府城公園からだと約10分。
お茶の香りが漂う商店街を歩いていると、突如、スタイリッシュなお店が見えてきます。
「Maruzen Tea Roastery(マルゼン ティー ロースタリー)」は、2018年、静岡市の老舗製茶問屋「丸善製茶」がオープンさせたお茶カフェ。
新しい日本茶体験が出来る!と話題のお店です。
一歩中に入ると、天井も、壁も、カウンターも、すべて真っ白!
お茶のグリーンが映える、おしゃれな空間になっています。
入ってすぐの場所には、ティージェラートが並ぶショーケースが存在感を放ちます。
奥には、仕入れた茶葉を焙煎する焙煎工房も備えています。
注文が入る度、焙煎温度別の静岡茶を一杯ずつ丁寧にハンドドリップするのが「Maruzen Tea Roastery」流。
商店街の通りから、スタッフさんがお茶を淹れている姿を見られるのも大きな魅力です。
特に写真右側の、天秤を使って茶葉を測るところは、珍しくて、思わず大人も夢中に……!
「こんなにお茶って、奥深いんだ」と実感できます。
2Fはイートイン専用スペース。
お茶カフェというと“和のイメージ”をお持ちの方が多いと思いますが、ここは北欧テイストのオシャレな空間!
そんな「Maruzen Tea Roastery」では、どんなお茶スイーツを楽しめるのでしょう?
たとえば、伝統的な駄菓子の「げんこつ飴※」も、「Maruzen Tea Roastery」の手にかかると、こんなおしゃれなスイーツに!
「えっ、これがげんこつ飴なの?」という、ワクワク感も一緒に包み込んでいます。
中に入っているのは、地元の人に愛される静岡市葵区大岩の「大国屋製菓舗」とコラボして作った、オリジナルの「げんこつ飴」(60円 税込)。
味は、200℃で焙煎した焙じ茶パウダーと抹茶パウダーをまぶした2種類があります。
ぱくっと頬張ると、やわらかな食感で、ほどよいお茶の味も感じられます。
個包装にされているので、静岡さんぽのお供にぴったりです。
※げんこつ飴:練った水飴に麦粉をまぶした飴菓子。
じっくりお茶の世界を楽しむなら、「急須で淹れる飲み比べセット」がおすすめです。
もなかのお茶菓子※がついて、お値段は1,240円(税込)。 ※商品名:もなかniあんこ
こちらのセットは、浅蒸しor深蒸し、それぞれの焙煎温度が違う茶葉の中から2種類を選び、急須で淹れて味わえます。
「自分で淹れるなんて、難しそう……」と思われるかもしれませんが、一緒に添えられた「お茶の淹れ方」通りにチャレンジすれば、初めてでも簡単!
ちなみに、選べる茶葉の焙煎温度は、80℃・100℃・130℃・160℃・200℃の5段階。
一杯ごとに変わる、お茶の香りや色、繊細な味の違いを楽しんでみてください。
お茶と一緒に風味豊かで香ばしいもなかを味わうと、幸せも倍増です。
人気No.1は、焙煎温度別に作られた自家製のティージェラート。
お茶の聖地・静岡の中でも、店内で焙煎し、温度別のティージェラートを楽しめるのはここだけ!
ジェラートケースには、生葉を蒸しただけの茶葉を使用した0℃の荒茶、80℃の玉露、130℃の煎茶、200℃の焙じ茶、渋みがなくマイルドな和紅茶など、種類豊富なフレーバーがそろいます。
シングルの他に、食べ比べができるダブル、ミニサイズのジェラートトリプルがあり、1人でも友だち同士でも楽しめるラインナップ。
ちょっとずつ色々楽しみたい方は、ティージェラート&ハンドドリップティーのミニジェラートトリプルセット(写真)がおすすめです。
※料金
ティージェラート:単品 シングル 470円(玉露+50円)/ ダブル 820円(玉露+50円)/ ミニジェラートトリプル 820円 すべて税込
ハンドドリップティー:単品 510円 / 玉露610円 すべて税込
食べてみると、200℃の焙じ茶は、香りもコクもしっかりしています。30℃の煎茶は、煎茶の渋みと甘みのバランスが絶妙。
そして0℃の荒茶は、生葉を使用しているとあって、フレッシュな味わい。
見た目も味も、舌触りもすべて異なり、お茶のさまざまな表情を楽しめます。
さらによく見ると、ジェラートの中にはお茶の粒子がたくさん!茶葉が贅沢に使われていることが分かります。
そして、もう一つ。
ここでないと買えないユニークなお茶のアイテムが、この「茶葉書」。
中には4gの茶葉が入っていて、切手を貼れば、そのまま郵送できます。
遊び心たっぷりの「茶葉書」を送れば、「こんなの初めて……!!」と喜ばれるはずです。
(施設情報)
「Maruzen Tea Roastery」
〒420-0031 静岡県静岡市葵区呉服町2丁目2ー5
TEL 054-204-1737
公式サイト:https://www.maruzentearoastery.com/
Instagram:https://www.instagram.com/maruzentearoastery/
定休日:火曜
営業時間: 11:00~18:00(店内L.O.:17:30)
続いてご紹介するのは、おいしくて満腹になれるお茶カフェ「T’s green omachi(ティーズグリーン オマチ )」です。
静岡駅北口からは、歩いて約10分。駿府城公園からだと徒歩約20分。再開発が進む七間町エリアの「OMACHIビル」1階にあります。
こちらは、路地裏の一角にありながら、若い女子やカップルが次々と顔を出す人気店。
入り口が少し奥にあるため、心地良い“おこもり感”を味わえます。
「茶」の暖簾をくぐると、店内はモダンな和空間。グリーンの壁が目を引く、落ち着いた雰囲気です。
「ようこそ!」やわらかな笑顔で出迎えてくれたのは、お茶農家で育った店長の神谷園佳(かみや そのか)さん。
ご主人は、静岡市駿河区鎌田にお店を構える茶カフェ「ティーズグリーン」のオーナー。
奥様の園佳さんは、2号店となるこちらのお店を切り盛りしています。
「お茶に合う、おいしい甘味を作りたくて」と園佳さん。
お茶を知り尽くした園佳さんがつくるお茶スイーツとは、どんなものでしょうか?
それが、こちら!
おすすめは、園佳さんの抹茶愛がたっぷり詰まった「グリーンエメラルド」(1,485円 税込)。
抹茶チョコレートも抹茶パンナコッタも、抹茶わらび餅も、一からすべて手作り!
しかも抹茶は、世界緑茶コンテストで金賞を受賞した、静岡県産の上質な「シーマ・グリーン」が使われています。
スイーツは熱々だったり、ひやっとしていたり。見た目もかわいく、五感が刺激されます。
まるでスイーツビュッフェに来たように、「どれから食べようかな?」と迷うのも楽しい時間。
ドリンクは、煎茶、深蒸し茶、抹茶入り玄米茶の他に、和紅茶やルイボスティーもあります。
女性に人気が高いのは、静岡県藤枝市産のブランド茶「藤枝めぐみ」。
渋味を押さえたマイルドな喉こしで、甘くやさしい味わい。この1杯で、日頃の疲れが癒されます。
メニュー選びに迷ったら、ボリューム満点の「お街の灯り」(1,320円 税込)をぜひ。
なんとこちらは、ドリンクの他に、かりんとう饅頭、アイスに加えて、揚げたての串団子(塩あんこ・塩キャラメル・いそべ・胡麻と静岡茶・えごま唐辛子)が5本もついています。
お団子は揚げたてなので、表面はサクッと、中はもっちり。
甘いだけでなく、しょっぱい団子もあるので、お腹いっぱいになりながらも「もう1本。もう一本……」とついつい手が伸びます。
そして、SNSで人気なのが、プラス50円で注文できるラテ。
「茶」の文字が描かれ、飲むのがもったいないぐらいフォトジェニックです。
和スイーツの中でもファンが多いのが、かりんとう饅頭。カリッとサクッと軽い食感なのは、揚げたてだから。
横に添えられたオリジナルの「抹茶岩塩」をつけてたべると、ほろ苦さと甘さが引き立ち、本当においしい!
「口の中から消えないで……!」と願わずにはいられません。
園佳さんがつくる和スイーツは、お土産としても大人気。
添加物を極力使わず、素材の味を生かした、やさしい味わいに仕上げています。
手土産をお探しの方は、お気に入りを探してみてはいかがでしょうか。
今回は、新しい静岡茶の魅力に出会えるお茶カフェを2つピックアップしました!
ここにしかないワクワクを、見て、撮って、味わって。ぜひ静岡で新鮮な驚きを体感してみてください。
(施設情報)
「T’s green omachi」
〒420-0035静岡市葵区七間町16-7 OMACHIビル1階
TEL 054-272-7610
公式サイト:https://www.instagram.com/ts.green_2013/
Instagram:https://www.instagram.com/ts.green.omachi.staff/
定休日:不定休
営業時間: 11:00~18:00