大好きな地元静岡の魅力を番組を通して伝えたい
○大畑俊樹さん
静岡県島田市出身。都内の大学を卒業後、東京の番組制作会社に就職。アシスタントディレクターとして様々な番組に関わった後、2021年4月に株式会社エスディティーエンタープライズに転職。現在は、静岡第一テレビの情報番組『まるごと』のディレクターを務めている。
○株式会社エスディティーエンタープライズ
静岡第一テレビの番組制作・技術などの放送業務を請け負っており、バラエティー、生活情報、報道、スポーツなど、あらゆる分野の番組制作を手がけるほか、独自企画の番組・CM・WEBの制作や技術スタッフの派遣なども行なっている。
東京で経験を積んだ後、地元の番組制作会社に転職
月曜から金曜まで毎日夕方4時50分から放送されている静岡第一テレビのローカル情報番組『まるごと』。役立つ情報が満載されたバラエティ豊かなコーナーと出演者の楽しいトークで静岡県民から愛されている、この番組ディレクターを務めているのが、番組制作会社エスディティーエンタープライズに今年4月に入社した島田市出身の大畑俊樹さんです。
「静岡県のテレビ局で仕事をするのが夢でしたが、最初の就職活動ではそれが叶いませんでした。しかし、夢を諦めきれず、まずはテレビ業界で経験を積もうと思い、東京の番組制作会社に就職しました。そして、アシスタントディレクターとして3年間仕事を続けた後、今年3月に静岡第一テレビの番組制作を手がけるエスディティーエンタープライズの中途採用試験に合格。ついに夢を叶えることができました。」
大畑さんが地元の放送局にこだわったのには理由がありました。
「子供の頃からずっと暮らしてきましたが、静岡県は本当に魅力の多い県だと思います。素敵なお店や面白いスポットなどの情報を番組で紹介することで、その魅力をできるだけ多くの人に知ってほしい。そして、静岡県をもっと好きになってほしい。そんな想いを実現するには、やはり地元の放送局の仕事をするのがベストだと考えました。」
入念に準備して生中継にのぞむ
現在、大畑さんが情報番組である『まるごと』で担当しているのは、新静岡駅の駅ビルである新静岡セノバから生中継を行う『いまここライブ』というコーナーです。グルメ情報からお役立ちグッズの情報まで幅広い情報を伝える短いコーナーですが、生中継だけに現場の緊張感はひとしおです。
「撮り直しなどができないため、中継している間は一瞬も気を抜くことはできません。生中継がうまくいくかどうかは8割方、事前の準備にかかっています。そのため、3分ほどのコーナーですが、番組の構成や進行の確認などに時間をかけて念入りに準備しています。実際、本番は想定通りにいかないことがほとんどですが、しっかり準備をすることで予想外のことが起きても臨機応変に対応できるようにしています。」
地元であることが仕事でも役立っている
ネタのリサーチも大畑さんの重要な仕事のひとつですが、静岡県出身であることがとても役立っているといいます。
「もともと土地勘があるのでリサーチがしやすいというのも大きなメリットです。また、取材したいと思ったお店の方と地元トークで盛り上がって仲良くなったことで快く取材許可をいただくなど、コミュニケーションを円滑に進められた時も地元のアドバンテージを感じます。リサーチから中継まで担当するのは大変ですが、番組を一から作っている実感が得られるので毎日が充実しています。特に、視聴者の方から大きな反響があった時には、“この仕事に就いてよかった”ととてもやりがいを感じます。」
休日は、スポーツを楽しんだり、美味しいものを食べに行ったりして過ごしているという大畑さん。そんな時も常にアンテナを張っていて、新しいお店をチェックするなど情報収集に余念がありません。
「静岡県は東西南北に広く、エリアによって様々な特色があるため、お出かけする場所に事欠きません。海にも山にもすぐに行けますし、気候も温暖でとても暮らしやすいです。確かに都会への憧れもあって東京で一度就職しましたが、今では静岡に戻ってきて本当によかったと思っています。そんな大好きな静岡県の魅力を番組を通してもっと多くの人に伝えていきたいと思います。」